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2016年2月15日に、福岡大学 総合医学研究センター教授 中山樹一郎先生の講演会が、福岡市のセントラルホテル福岡で行われました。

ご参加になれなかった方、またご参加いただきました方の再度の確認のため、講演会メモをアップいたします。

スライドを利用してのご講演のため、文章データだけではわかりにくい部分がありますので、スライドのデータの文章を合わせての記事となっておりますため、完全な書き起こしではございません。ご了承くださいませ。

 

『フラバンジェノール®』の美容効果について

フラバンジェノール®が美容に良いということについて、臨床という病院・クリニックでどういうふうに使ってどう いう結果が出たのかという科学的な根拠についてお話しいたします。

たとえば、テレビなどでよく「これ塗ったら、、、」というような使用前後の写真が出てくるようなものがありま すが、そのようなものは科学的なエビデンスとはいいません。

やはり数十例・数百例で試して、統計学的なデータを出して初めて「これはいいんだ」というようなことを私達は 行っています。

そのような根拠がフラバンジェノール®にはある、ということなのです。今日はそれをお話しいたします。

フラバンジェノール®と美容

フラバンジェノール®の美容関連の様々な作用

フラバンジェノール®の美容関連の様々な作用ですが、フラバンジェノール®は松の樹皮から抽出されているんだということです。ということは、ナチュラルなものなんですね。自然のものなんです。

我々が処方する薬というのはほとんど合成されている、作られているものです。ところが自然のものであれば非常に不思議なことにいろいろな作用を一緒に持っているものです。科学的な合成品は普通はそのところだけに効くようなものを合成している。それがナチュナルなものと製造しているものの差であって、たぶん人間というものは、このようなナチュラルなものを作るというのは非常に難しい、たぶんできないんじゃないかと私は思います。

フラバンジェノール®には、美白作用がありますが、血流を改善する、血管を強くする、コラーゲンの合成を高める、このようなものがどうつながっているのかよくわからないのですが、ナチュラルなものはいろいろな作用を一緒に持っているものなんです。これはフラバンジェノール®の特長のひとつです。

フラバンジェノール®のメラニン産生抑制

これも不思議な話なんですけれど、フラバンジェノール®は直接的にメラニンの産生を抑制する効果があります。つまり、血流を良くしたり、色を薄くしたりする作用の中で、普通ちょっと考えると、メラニンを抑えればいいじゃないかということなんですが、なかなかこれが難しいのです。

フラバンジェノール®がなぜメラニン産生を抑えるかというのはわからないのですが、メラニン産生細胞であるマウスメラノーマB16細胞は色が黒くなる細胞なんです。メラニンをたくさん作る細胞です。そしてガン化している細胞です。この細胞にフラバンジェノール®を入れて3日間培養して、その細胞の色を見てみる研究があります。

そうしますと、コントロールという何も入れていないものは黒いのですが、フラバンジェノール®は、コントロールと比べてものすごい差があるんですね。つまりメラニン自体を直接ブロックしている、これは抗酸化とは全然異なるものでして、多機能というかいろいろな作用をこれは持っている、これが特長ですね。

シミとは

これから臨床的、皮膚科学的な話になっていきます。
シミというのはどういうものかと言いますと、学問的にはいろいろたくさんの種類があります。最も多いのは老人性の色素斑、日光性のあざ、黒子といいますけれども、こういうものでして、長年紫外線にあたって色が黒くなっていく、いわゆる日光性ですね。これがだいたい9割程度でしょうかね。

それからみなさんもご存知と思いますが、中高年の女性に多い肝班(かんぱん)です。
日光性色素斑と肝班の区別はやさしそうでやさしくないんです。
雀卵斑(じゃくらんはん)というのはそばかすで、小さい頃からあるものです。ところが肝班と雀卵斑も成人になってくると判別するのもなかなか難しくなってきます。

日光性色素斑

日光性のシミをどうやって若返らせて色を薄く消していくかということなんですね。

肝班

肝班は日光黒子とは違うものです。
若いころの雀卵斑、つまりそばかすをIPL治療で雀卵斑が悪化して肝班が出たというものもありますが、どちらが肝班で、どちらが雀卵斑かは区別がつきにくいのです。

そのほかのシミ

ケガをしてのシミである外傷後色素沈着や、遺伝性の色素異常症などもあります。

一見青いシミに見える後天性真皮メラノサイトーシスというのは、もともと掘母斑といっていました。
また、生まれつきの太田母斑というものもあります。太田先生も堀先生も東大出身の方です。太田先生は東大の教授になられていますけれど、堀先生は東大を出られて九大の教授になられて、僕の上司をされた方です。堀母斑は私も勉強したことがあります。堀母斑は日光黒子の治療では治らない、これはレーザーを使います。今はレーザーがこれらには効きます。昔は皮膚を全部とって移植してたんですね。我々の頃は。結構なってなんですが、そんな治療しかなかった。今はレーザーでかなりきれいになります。

■フラバンジェノール®大規模臨床美白試験

次は、我々が10年前くらいからやってきた臨床試験のデータについてまとめてお話します。

●美白(抗シミ)試験 概要1

これは、古村先生が論文化したものですけれども、今は福岡歯科大学に皮膚科が作られまして、最近そこの教授に就任しました。美容に非常に長けた人なので、ご希望があれば古村先生を受診したらそうとう皮膚が綺麗になると思います。

美白試験の目的は、フラバンジェノール®摂取の美白作用を検証するということです。試験方法は、多施設オープン試験で行いました。オープンというのはブラインドではない、実薬か偽薬(プラセボ)かわからないというのが一番いいのですが、それはできないので全部オープン、フラバンジェノール®とわかっているもので、という意味です。

シミやくすみのある成人女性を対象として、これを2群に分けました。
1群のかたは、24週間、6ヶ月間、1日40ミリをずっと内服していただきました。
2群のかたは、最初12週間はなにもしないで、観察期間としました。その後12週間フラバンジェノール®を摂取してもらいました。

●美白(抗シミ)試験 概要2

試験項目としては、医師による観察、これは福大関連の開業医の方に協力いただいて観察していただきました。それからダーモスコープという虫眼鏡のようなものでシミのところがどのように変化するかを見てもらいました。それから写真で観察しました。
ほかに、試験していただいた方へのアンケート、それから検査をして副作用などが出ないのかということ、この3点を調べました。

●美白(抗シミ)試験 結果1

「シミ」「くすみ」「肌荒れ」「小じわ」「むくみ」が改善した。

摂取前、摂取後12週間後、摂取24週間後の結果を、医師の診察による所見を4段階で評価しました。
1なし  2軽度 3中等度 4高度

たとえば、2.8というのは、10人とか20人のドクターの診察した点数を平均化して2.8となったということです。
2群の方はシミについては摂取前は2.7でした。摂取後12週間後の結果は、12週間は何もしていない観察だから何も変わっていません。

ところがフラバンジェノール®を最初から摂取している人は、2.8から2.3に下がりました。これは科学的根拠を持った有意差が出ているということです。

2群の方は、12週間何も摂取していなかった方が12週間後から、12週間フラバンジェノール®を摂取すると2.7から2.4に有意にデータが下がりました。つまり12週間で中等度から軽度の方向に行ったというデータです。
それからくすみについても同じようなデータの結果で出ていて、肌荒れ、小じわ、むくみも改善していますが、一番のポイントはシミとくすみですね。

●メラニン・インデックス解析

客観的なデータである「メラニン・インデックス」も改善

上記の美白試験の結果は、それぞれの主治医の先生の判断ですが、もっと客観的に本当に色が白くなっているのかというのを測定する方法がありまして、そのメラニン・インデックス解析を行いますと、1群で12週間摂取した方は摂取前に比べて有意差があるという結果が出ました。

つまり、フラバンジェノール®をのむ前と12週間のんだあとのメラニン・インデックス、シミのところの明るさが有意に明るくなっているという結果です。客観的データなんですね、科学的な根拠のあるものです。もちろん、2群の方の12週間後はなにもとっていないので、とる前のデータですね。12週間後の1群と2群のデータにも有意差があるという結果にもなりました。つまり、フラバンジェノール®をとった1群はシミのところが明るくなっているということです。

24週間後で見ると、1群も2群もいずれも改善に有意差が見られました。このように客観的データ的にも、シミに対してこのフラバンジェノール®は薄くする・明るくするということがデーとしてあるということです。

●色素斑(シミ)の改善例

シミを、服用開始前、服用12週目、服用24週目で見て測定すると、明らかに明るくなりました。

●美白試験 総合評価

フラバンジェノール®を24週間飲み続けた被験者の87%以上で効果(「やや有用」以上の評価)が見られた。

総合評価を
1 きわめて有用
2 有用
3 やや有用
4 有用性なし
5 好ましくない
この5段階に分けて行いました。

有用というのは、厳密にいうと有効であるかということと、副作用が出ていないかの両方を加味して有用であるという言葉を使います。

1群では、きわめて有用と有用が45%、やや有用と合わせると87%
2群では、きわめて有用と有用が26%、やや有用を合わせると72%
となりました。

●長期美白試験 概要

フラバンジェノール®を1年以上飲み続けた場合どうなるかというデータですが、21名の方にさらに半年間ずつ延長して飲んでいただきました。摂取期間は、1群は18ヶ月、2群は15ヶ月となります。

●長期美白試験 結果1

「シミ」「くすみ」「肌荒れ」「小じわ」「むくみ」が改善した。

シミでは、摂取前が2.8 摂取24週間後が2.1 摂取18ヶ月後が1.9 となりました。また、18ヶ月後では間違いない有意差が出ました。更に有意に改善したということです。長期で摂取すると少し良くなりますよということです。くすみも同じくらいです。小じわについては長く飲んでいると多少有意差が出るということです。

●長期美白試験 結果2

日光黒子について、肉眼では多少薄くなっているかなというように見えるものも、ダーモスコピーで見ると全然違うという結果が出ました。そういう科学的根拠のあるもので調べてきています。

炎症後色素沈着や毛孔色素沈着もダーモスコピーで見ると明らかに違うという結果です。

●美白試験 総合評価

・長期摂取した被験者の100%で効果が見られた。
・摂取期間が高いほど、有用性が高いことが示された。

きわめて有用と有用を合わせたものが、1群では80%、2群は67%
きわめて有用、有用、やや有用を合わせたものが、1群でも2軍でも100%となりました。

1年以上40ミリ以上摂っていただいた方々の美容的効果は確かにあるんだというふうに判断されます。

●美白試験 論文化

そのデータを古村先生が英文で論文を書き受理されています。
美容関係の英語の論文は、なかなか受理されないのが一般的で、相当厳密にやらないと通らないものです。

Oral administration ofFrench maritime pine bark extract(Flavangenol)improves clinical symptoms inphotoaged facial skin

フランスの海岸沿いの松の木の皮の抽出が日光性のシミのようなものを改善する

 

フラバンジェノール®の血流改善作用

●フラバンジェノール®の血流改善試験

東洋新薬のベーシックな研究で出されたデータです。
フラバンジェノール®水溶液を皮膚に塗布し、皮膚血流が改善されるかを検討するため、レーザー・ドップラー装置で皮膚血流を測定しました。

どのような試験かというと、被験者が測定室で10分間馴化した後、冷たい水の中に手を入れます。そして、その中にフラバンジェノール®を入れたものと入れないもので血流がどうなるかというものを測定したものです。

●フラバンジェノール®の血流改善試験結果

フラバンジェノール®には血流改善作用が認められた。

フラバンジェノール®を入れた場合は、時間が経過するに連れて皮膚血流量が上がりました。一方単なる水では時間経過に伴い皮膚血流量が下がりました。入浴剤を入れた場合は確かにある一定の血流を維持できる能力があるのですが、フラバンジェノール®は下がるどころか上げるというびっくりするデータが出ています。

フラバンジェノール®外用の美白効果

フラバンジェノール®を皮膚に塗って、本当に美白作用があるのか?という疑問をみんな持っていると思うのですが、これについても我々の科学的根拠があります。なかなか化粧品レベルでエビデンスがあるものはあまりないんです。

●フラバンジェノール®外用の美白試験1

二重盲検での検査を行いました。被験者は顔に気になるシミがある方です。4群に分けて行いました。

フラバンジェノール®含有化粧品群:高用量群、中用量群、低用量群
プラセボ群

毎日、朝夕の2回、シミの部分に適量の試験品を使用させました。
日焼けしないこと、ほかの化粧品の使用を中止してもらいました。

高用量 フラバンジェノール®1% 含有
中用量 フラバンジェノール®0.5% 含有
低用量 フラバンジェノール®0.05% 含有

●フラバンジェノール®外用の美白試験2

臨床試験とほぼおなじ試験を行いました。新薬の治験に準じたかなり厳密なものです。

●フラバンジェノール®外用の美白試験結果

内服だけでなく、外用で使用した場合も美白効果が示され、内外美容の可能性が示唆された。

高用量群、中用量群、低用量群まで、差がなく明るくなっている。また、プレセボ群に対して明らかな有意差が認められた。0.05%のフラバンジェノール®でも相当の効果があるんだという結果が出ました。

安全性

●フラバンジェノール®の食経験

フラバン茶は、2003年末より販売されており、すでに10年以上の販売実績を持っている。

●各種臨床試験の実績

美白試験3回と、メタボリック症候群の試験1回で試験を行った結果、長期摂取試験での副作用は認められませんでした。ナチュラルなものなので、我々が試験をしたレベルの用量では副作用はまずないということですので、安心して飲んでくださいということです。

ステロイド副作用抑制作用

フラバンジェノール®というのは、血管強化剤、フランスではそういうふうに言われています。なぜ血管を強化できるのかというと、血管の壁というのはコラーゲンなんです。そのコラーゲンを作る作用を持っているので、血管を強くでくるのではないかと、それだと我々皮膚科がステロイドをいっぱい塗って、それで患者さんは助かっているんですけれども、あまり強い薬を塗っていると副作用がでます。それを予防するのが基本的にはないんです。

●ステロイド副作用抑制試験

皮膚科でもよく使用されるステロイド剤は、長期使用すると副作用が生じやすくなります。皮膚が薄くなって、皮下出血を起こしやすくなります。

血管強化作用があるフラバンジェノール®がステロイド剤の副作用を軽減するのか、応用できるのかというのが検討課題で、臨床試験を実施しました。

7施設で試験を行い、きわめて有用が65%、有用が23%、有用でないが13%、問題ありが0%となりました。
参加した全40症例について、安全性には問題がなく、有用以上の症例が88%という結果がなりました。びっくりするような結果です。これは皮膚科の専門医が判定しているものです。

具体的には、ステロイド剤の副作用である内出血や皮膚萎縮が消失した87歳の男性の例。
内出血がほとんど消えた「きわめて有用」だった82歳の男性の例。

■まとめ

・フラバンジェノール®は松の樹皮から抽出した天然物由来の安全なポリフェノール素材である。

・強力な抗酸化力を元に様々な作用を有する

・抗メタボリック・シンドローム作用

・内外の美容作用

・抗糖化作用  など

・長く摂取を続けるほど、効果が高くなる。
僕自身の考えでは、試験のデータを見ると3ヶ月から半年間きちんと飲んでいただいて、良い状態が出たら少し量
を減らして長く飲むという考え方でよいと思っています。



 

東洋新薬 草場様の講演メモ

中山先生のご講演に先立ち、フラバンジェノール®製造・開発元である東洋新薬の草場様よりフラバンジェノール®についてのご講演をいただきました。こちらの講演メモも合わせてご紹介いたします。

フラバンジェノール®とは

フラバンジェノール®の製造元の東洋新薬のくさばと申します。
今日は福岡大学の中山樹一郎先生からフラバンジェノール®の美容についてご講演頂きますが、その前にフラバンジェノール®の開発元といたしましてフラバンジェノール®について簡単にご説明させていただきます。

フラバンジェノール®は、フランスのランド地方の大西洋岸にナポレオン三世の時代から計画植林されたフランス海岸松の樹皮から抽出された健康食品・化粧品素材です。

日本の松の樹皮とくらべて数倍の厚さがあります。植物の抗酸化素材であるポリフェノールが豊富に含まれていることで樹皮が厚くなっています。

フラバンジェノール®の主成分

近年、植物の抗酸化素材ということでポリフェノールというのをよくお聞きになると思います。お茶などに含まれるカテキンなどは有名ですが、フラバンジェノール®に含まれるポリフェノールはこのカテキンが縮重合つまり合体して抗酸化作用が強まったオリゴメリック・プロアントシアニジン、OPCと呼ばれる物質を含んでいます。

フラバンジェノール®の抗酸化力

フラバンジェノール®がどのくらい抗酸化作用が強いかといいますと、抗酸化力があるというビタミンCの600倍、コエンザイムQ10の250倍の抗酸化力があります。

糖化(カルボニル化)とは

最近、老化の原因といわれています糖化(カルボニル化)とは、体内に入りました糖質や脂質が酸化ストレスによって、老化の原因であるAGES(糖化最終産物)、ALEs(脂質過酸化最終産物)といわれるような体に悪い物質になることによって老化が進むといわれています。

これに対して、酸化ストレスを抑える抗酸化であるフラバンジェノール®が糖化に対しても抗糖化作用を持っております。

フラバンジェノール®の抗糖化作用

抗糖化素材であるアミノグアニジンより少ない亮で抗糖化作用を発揮するという実験データ、同じく抗カルボニル作用を発揮するという実験データも出ています。
このように、フラバンジェノール®には抗糖化作用があり、有望なアンチエイジング素材であることが示されています。

フラバンジェノール®の様々な機能

抗酸化を基軸として、様々なアンチエイジングの作用を持っているフラバンジェノール®ですが、そこから派生して色々な実用性が考えられます。一番はこれから先生にご講演になる美容になるのですが、ほかにも口臭予防のタブレットなどがあります。フラバンジェノール®はメタボリックシンドロームのひとつとして、コレステロールが高めの方の改善ということで機能性表示食品の届けを行い受理されています。

フラバンジェノール®と美容

フラバンジェノール®は、内服で飲んで内側から、化粧品で外側からということで、内外美容というのがひとつの到達点になると思います。